文具道師範代が伝授!イノベーション文具メーカーの文具選び目利きポイント5選

ビジネスの場でパソコンが広く使われる今日。それでも、文具は欠かせないという方も少なくないのでは?日々新しい商品が生まれており、話題には事欠きません。
中でも、ぜひ今注目して頂きたいのが、“イノベーション文具メーカーの文具”です。
イノベーション文具メーカーとは、1人~数人の小規模ながら、革新的な文具を作っているメーカーのこと。長年の技術を文具づくりに応用させた町工場や、強い興味から文具を作り始めた個人経営者など、それぞれにこだわりを持って製作されています。
2016年・2017年の日本文具大賞でも、有名文具メーカーの商品と肩を並べて選出されるなど、クオリティの高さでも評価されています。

※日本文具大賞とは、その年に発表された商品の中から選ばれた、優れた文具に贈られるアワードです。機能部門・デザイン部門で審査され、毎年7月開催の“国際文具・紙製品展”にて発表されます。

今回は、文具営業専門家で文具道師範代の寺西 廣記さんが教えてくれた“5つの文具目利きポイント”を、イノベーション文具メーカーの商品たちと併せてご紹介します。普段の文具選びにも役立つポイントですので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

寺西 廣記さんプロフィール:
NEXT switch株式会社 代表取締役 文具営業専門家。
1976年大阪生まれ。物心がついた時からマジックインキ®︎などの筆記具やクレヨンなどの画材をはじめとした様々な文具に囲まれて育った。大学卒業後都市ガス会社のシステム部門へ就職し。祖父が創業した老舗筆記具メーカーに2006年に転職。営業、経営企画を経て2014年9月に独立。「ベンチャー文具メーカー」を育てるための独自のビジネスモデルを実践。文具業界だけでなく多方面への人脈なども活用し「文具営業専門家」、文具通販「文具道」の運営、文具道師範代として活躍。MBA(経営学修士)

文具選び目利きポイント1:デザイン

イノベーション文具メーカーの文具の魅力として第一に挙げられるのは、他にはない個性的なデザインです。単に見た目が変わっている、というだけではありません。見慣れた文具にアイデアをプラスしたことで、新たな可能性を生んでいるのです。つまりは、デザインが新しい機能になっているんですね。
ここでご紹介するのは、特にびっくりするような変身を遂げた文具たちです。

まずご紹介したいのが「あたぼう 飾り原稿用紙」。商品名の通り、縁の飾りが美しい原稿用紙です。紫、緑、黄など全部で7種類あり、それぞれ飾りも異なります。(詳しくはこちら
「さて、何に使おうか」と悩みながら、とりあえず書き始めたら気付きました。原稿用紙って、日本語を書くのに適していると。横書きに慣れてしまって縦書きが苦手な方でも、枠があるから書きやすいですし、この素敵な縁飾りのおかげで気分も高揚します。
エッセイ風に日記を綴っても、好きな歌詞やフレーズなどを書き留めたりしてもいいですね。さらには、一風変わった便箋として使っても。これなら億劫がらずに、楽しんで書けそうです。

「icco nico 一行原稿マステ」
今やラッピングやデコレーションに欠かせないマスキングテープ。絵柄のタイプがほとんどですが、こちらの商品は原稿のマス目が一行並んで印刷されています。メッセージを一言書くのに便利な上、日本語が綺麗に、そして上品に見えますよね。
icco nicoのマスキングテープはこの他にも、切り取り線が印刷された『icco nico キリトリマステ』や、日付と曜日がセットになった『icco nico 貼暦(ハルコヨミ)』も。アイデア次第で使い方が広がる、どれも人気の商品です。

文具選び目利きポイント2:素材

本格的な素材感を楽しめるのも、イノベーション文具メーカーの文具の魅力の1つ。他業種からの参入も多いイノベーション文具メーカーだからこそ生まれる、意外性のある素材の組み合わせは新鮮です。
ここでは“本職”で培った素材の扱いを、存分に生かした文具たちをご紹介します。
『Beahouse どや文具ペンケース』
普段持ち運ぶ文具として、こだわる方も多いペンケース。どんなペンケースを使っているかで、その人の性格が何となく見えたりしますよね。
『Beahouse どや文具ペンケース』は、国産高級本革と高品質な帆布を使用した本格派。伝統的な技法を用いて、職人が丁寧に作っています。しっかりとした作りと、使うほどに深まる風合い。まさに一生モノのペンケースと言えるでしょう。
ボックスとロールトレーに分かれているスタイルも独特で、ボックスにくるりと巻き付けて収納するようになっています。ロールトレーの上に中身を広げれば、使いたい筆記用具をサッと手に取ることができ、さらに片付ける時はボックスに滑り込ませるだけ!実にスマートな使い方ができるのです。筆記用具の出し入れが煩わしいと感じているココ・コノミスタッフみたいな方にオススメです。
2つのサブポケットが付いているので、メモや伝票、付箋やクリップなどの小物もスッキリ収納できますよ。

「Kumpel “きっぷ”で作ったスタンプ帳」
続いて紹介するKumpel(クンペル)は、およそ100年前の創業当初から切符の印刷技術を受け継いできた山口証券印刷のブランド。自動の改札機・券売機がなかった時代に多用されていた硬券乗車券と同じ素材を、文具に使っているのが特徴です。
代表的な商品は『“きっぷ”で作ったノート』ですが、『“きっぷ”で作ったスタンプ帳』も魅力的。硬券用紙の表紙・裏表紙に、凸版印刷独特の質感…何となく懐かしい気持ちになってしまいますね。
さらに、表紙の右上に印字されているシリアルナンバーが、“世界で1つだけ”の証に。鉄道好きじゃなくても、気になるポイントです。
“きっぷ”で作った文具を持って、旅に出るのも素敵ですよね。思い出を集めながら、旅先で出会った方にちょっと自慢したりして。ぜひ、一度手に取って頂きたい商品です。

文具選び目利きポイント3:サイズ

画一的なスタイルから離れた商品が多いのも、イノベーション文具メーカーの文具の特徴と言えます。使いやすさは人や用途によって異なりますが、1つ押さえておきたいポイントがサイズ感。服と同じように、サイズを考えて文具を選ぶと気持ち良くフィットしますよ。
「私にぴったり!」と思える、使いやすいサイズの文具を探してみませんか?

「ぷんぷく堂 あなたの小道具箱【紺色の平ゴム付き】」
こちらは千葉県市川市にある文具店:ぷんぷく堂の商品で、テーブル周りの収納にぴったりな整理箱です。東京都内の町工場で1つずつ手作りされていて、“パスコ”という収納家具にも使われる硬質パルプで出来ています。なんと50年もの耐久性があるそう。
この箱はシンプルな分、使い方は無限大。ハサミや糊などの文具類はもちろん、裁縫道具や工具の道具箱として。また、ハガキや通帳・印鑑などを保管する箱として使っても。持ち運びもしやすい大きさなので、仕事の現場でも活躍しそうですね。
『あなたの小道具箱【紺色の平ゴム付き】』は、日本文具大賞2017年デザイン部門グランプリに選ばれました。

「ぷんぷく堂のスキマメモ」
続いて、ぷんぷく堂の商品をもう1つご紹介。ちょっとした隙間にぴったりくる『ぷんぷく堂のスキマメモ』です。
短冊形の細長いメモ帳で、サイズは縦5cm×横10cm。パソコン周りやキッチンなど、メモ帳を置きたくてもスペースが限られる場所にオススメです。ペンケースやカバンのポケットなどにもスッと収まりますよ。デザインもスッキリしていて、サイズ同様、どこにでもフィットします。

文具選び目利きポイント4:技術力

イノベーション文具メーカーの文具の中には、驚くような技術が応用されている商品も珍しくありません。一口に“技術”と言っても、最新の機械による製造から職人の手仕事に至るまで幅広いですが、作られた商品は違いを感じさせるモノばかり。そんな本物の技術を、気軽に味わえるのも文具の大きな魅力です。

まず一つ目は、「dünn ID holder (デュン IDホルダー)」
こちらは、dünnレザーが軽さにこだわって作ったIDホルダーです。本体とストラップを合わせておよそ30gという軽さの実現は、およそ0.5mmまで革を削る技術があってこそ。この軽さのおかげで、首からさげているのを忘れるほど快適に。日常的にIDホルダーを使用している方にオススメです。
薄くても、革の質感はそのまま。カラーは全部で4種類あります。金具の留め位置を変えれば、縦型・横型どちらにも使えるので便利です。
『dünn IDホルダー』は、紙のような薄さと革の耐久性を備えた臨時の名刺入れ「CARDRIDGE dünn (カードリッジ デュン)」のシリーズから波及した商品。IC乗車用のパスケースも、大注目のアイテムです。

「千代切紙」
ただの綺麗な千代紙ではありませんよ。こちらは、レーザー加工で伝統的な和柄を透かし彫りした『千代切紙』です。
このような繊細なカットは、中々真似できません。そして、ココ・コノミスタッフの文章だけでは、この商品の魅力を伝えきれません。実際に見て触れて、独特の美しさと手触りをご体感頂ければと思います。
そのまま飾るだけでも素敵な『千代切紙』ですが、立体的に使うことでさらなる“特別感”を演出できます。強度も含めてデザインされているので、普通の折り紙同様に折ることが可能なのです。
季節のモチーフを折ってインテリアに取り入れたり、箸袋やラッピング素材として使ってお客様をおもてなししたりと使い方は色々。透かしを生かして、色を重ねたり、照明に使ったりしても良さそうです。

文具選び目利きポイント5:用途・使い道

「しっくりくる商品がない…よし、自分で作っちゃおう!」という想いが、文具づくりの原点になっているイノベーション文具メーカーも少なくありません。ですから、「こんなものがあればいいのに…」という文具も、もしかしたらイノベーション文具メーカーが作っているかもしれませんよ。

「LINE SLIDER」
音楽教室を主宰する方が開発した『LINE SLIDER』は、簡単に3mm間隔の平行線が引ける定規。好きな場所に好きな分だけ、楽譜を引くことができます。
ページ全体に楽譜が印刷されたノートは作曲などには便利ですが、理論を学ぶ音楽の授業や習い事の際には使いにくいそう。楽譜をワンフレーズだけ書きたいというニーズから、サンプル作りをスタート。改良を重ねて、スライダーとストッパー機能を備えた、この定規を完成させました。
1~6本の平行線が引ける『LINE SLIDER』は五線譜だけでなく、三味線用(三線)、ウクレレ・ベース用(四線)、そしてギター用(六線)にも対応。この機能を生かして、平行線を使った模様も描くことができます。もしかしたら、デザインや製図に活用する方もいらっしゃるかもしれません。
色々と可能性のある新しい定規『LINE SLIDER』。普通のペンケースに収まるサイズも、嬉しいですよね。

「『halt(ハルト)』Tag」
ブックバンドとタグシールがセットになった『アイレット付シール『halt(ハルト)』Tag』は、ノートや手帳の表紙に貼ることで、しっかりと綴じられるようになる便利な商品です。これならプリントやカードを挟んでも、ばらける心配がなくなりますね。また、スピン(しおり)として使うこともできるので、お気に入りの本のカスタマイズにも。
Ω型が特徴的なアイレットは、もともと製本加工に使われる針金部品。文具との馴染みの良さも納得です。ゴムバンドの色やチャームは、それぞれのタグに合う組み合わせになっているので、簡単にセンスアップできますよ。


人によって好みが異なる文具ですが、選び方のポイントを押さえておくことで、より自分の求める文具に出会える可能性が高くなります。
今回はこだわりが詰まったイノベーション文具メーカーの文具たちを一緒にご紹介しましたが、ぜひ文具を使う側もこだわりを持って選んで頂ければと願います。

「ココ・コノミ」の自由評価ページでも満足度を評価できます!(パソコンからはこちらスマートフォンからはこちら)
評価の際に「商品のチェックポイント」の欄から、この記事で紹介した5つのポイントで評価ができます。ご自身の満足度を数値化することができて、こだわり文具選びに役立ちます♪

今回紹介した商品は「文具道」様にて絶賛販売中。Facebookライブ(Facebookページはこちら)やYoutubeでの動画配信でもそれぞれの文具のおすすめポイントなどをご紹介されています。


http://www.bungudo.jp/

他にも素敵な文具がたくさん販売されていますので、ぜひとも遊びに来てくださいね。

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